りんごの花が咲くころ

投資は悪なのか(その1)?

 

投資信託で3千万円が200万円に…私はこうして定年資産を溶かしました

こんな記事を見ると、投資は絶対悪という気がします。本当にそうでしょうか。

 

投資は悪なのか(その1)?

「そんな誘いには絶対に乗ってはいけません」
ときっぱり否定するのは、『投資なんか、おやめなさい』(新潮新書)の著者・経済ジャーナリストの荻原博子さんである。
「当たり前ですが、投資にはリスクが付き物であることを忘れてはいけません。昨年発表された金融庁の調査はそれをよく表していました」

その調査とは、国内29の銀行で投資信託を購入した個人客について、購入時と昨年3月末時点での評価額を比較、集計したもの。実に客の46%の運用損益がマイナスだったという結果が出たのである。
「1年後の今では、円高が続いて株価が下がってしまっていますから、半分以上が損をしている結果になるでしょう」(同)
というから、この調査だけなら、投信で得ができる確率はサイコロを転がす程度でしかないと言えるのだ。

銀行は、個人の預金口座を注視しています。15年以上前、家を購入するとき、共済貯金を解約して、普通預金に1700万円ぐらい振り込みがありました。その時、銀行の営業さんが職場に現れ、この額の使い道を聞かれたことがあります。また、この額をためた方法なども聞かれました。家の購入資金に充てるためということで納得してくれました。

 

また、公務員を退職する際、退職金向けの定期預金が用意されています。金利が通常より高く設定されており、期間は銀行によってまちまちです。またひどいところは、いくらか投資信託を合わせて購入すると、利率が高くなると言った商品もありました。

 

私は、5年間で0.2%の定期に200万円を5本預けました。あと、1千万円ほどは半年で0.5%の定期預金としました。どちらも銀行から案内がありました。

その時、投資信託のチラシをもらったり、窓口で簡単な説明をされたりはありました。

ただ、銀行で投資信託を買うと、資産が半分になると思っている私は、適当にあしらいました。

 

投資信託

公務員時代、投資信託を勉強するため、1万円で5種類の投資信託を購入しました。元手が1万円なので、びっくりするぐらいの利益とはなりませんが、5本のうち4本は利益確定できる段階で売却しました。今、最後の1本を保有していますが、利益が数百円なのでそのままにしています。

1万円の投資信託 4本 の利益 6,856円

ロボテックスとトヨタ以外になります。こちらの2本は積み立てで購入したものです。ロボテックスはマイナスが続いていましたので、プラスになった時点で売却しました。

4本の投資信託は、3年余り保有しての結果です。4万円で6千円余りのプラスは預貯金では考えられません。

 

投信積立NISA

今は、子どもたちの積み立てNISAで投資信託を購入しているだけで、投資は、株式の信用取引と現物株の保有だけです。

 

長女の運用成績

12万円余り投資して、損益1%越え。

預金では無理な利率です。毎月、15,000円積立で運用期間は1年未満です。今後、つみたてNISA の非課税期間20年間積み立て運用する予定です。枠が40万円でまだありますので、投資予算を増やすか検討中です。現在、教諭からバイト生活に転職していますので、将来のことを考えると、もう少し積み増ししたほうがいいようにも思います。

 

次女の運用成績

8万円余り投資して、損益1%越え。

預金では無理な利率です。毎月、10,000円積立で運用期間は1年未満です。今後、つみたてNISA の非課税期間20年間積み立て運用する予定です。枠が40万円でまだありますので、投資予算を増やすか検討中です。今年の春から一部上場企業に就職した次女ですが、投資については全く否定的です。

 

投資についての考え

投資は、損も当然あります。損に耐えられないなら投資には手を出さないほうがいいでしょう。その耐性は、人によって違います。1万円でお試ししたように、少しの予算で自分の体制を見てみるのもいいのではないでしょうか?

投資には現在の預貯金では考えられない可能性があります。

私なら、年収分を現金で保有し、それ以上の余剰分の20%から投資を始めることにするでしょう。現在、自分の投資予算は結婚前の預貯金が原資になっています。現金は退職金などで老後資金としています。

万一、投資の資金がなくなっても、生活に支障はないはずです。現在、現物株で60万円以上、信用取引で30万円以上の含み損を抱えていますが、それについては、あまり気になりません。

一つは、今すぐ現金化する必要がないことが大きいと思います。もう一つは、保有している企業は一流と言われる企業しか購入しないこともあると思います。そう簡単に倒産しないということです。

そこらへんは、また別の記事で紹介できたらと思います。

 

投資は、自己責任と余裕資金ですることです。