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年金記録、私はこうして取り戻した
ねんきん特別便とどく
平成20年7月、公務員にも「ねんきん特別便」年金記録お知らせが届きました。
社会保険庁でわかっているあなたの年金記録をお知らせするとあります。
私の記録は、共済組合、公務員になってからの記録だけでした。
記録を確認して回答するよう促されています。
何気なく実家で母と話す
そんな時、実家に帰って母と雑談していました。
そして年金の話になりました。
母が言うには、私が20歳のころ、役場で年金保険料が未納になっているといわれたそうです。
母は、言われるがまま、国民年金保険料を支払ったそうです。
昭和61年4月以降は、「日本国内に住所のある20歳以上60歳未満の人」は国民年金の強制加入になりました。 ただし、学生が強制加入になったのは、平成3年4月からです。
未納期間の2月は、学生、12月はバイトをしていました。窓口で4月から公務員で働くのにと言ったそうですが、この制度だと、12月は強制加入の時代です。2月は学生でしたので、任意加入でしょうが、役場の人はそんなこと知るはずもなく。
母が、納入通知書を無視するとは思いませんが、この時代の徴収の事務はどうなっていたかは、今となってはわかりません。今は、20歳になる1月前ぐらいに、年金手続きをするよう書類が届きます。
その時代は、年金手帳もありません。
もらったはずの領収書なども当然ありません。
20年以上前のことです。
母と話しても、埒が明かず・・・
母もショックを受けていました。消えた年金が頭をよぎったようです。
ダメもとで年金事務所に行ってみる
何も証拠はありません。
あるのは、母がそういったということだけ。
それでも調べてみようと年金事務所に行ってみました。
消えた年金の頃だったので、対応はよかったほうでしょう。
窓口で消えた年金関係ですかと聞かれましたが、いえ、旧姓の記録がないか確認に来ましたというと、消えた年金ですね、順番が来ましたら、呼びますといわれ、少し待たされました。
担当者に来所の要件を伝える
そうすると、担当者はどっかに行って、紙切れ1枚持って戻ってきました。
旧姓、旧住所、生年月日を伝えただけです。その記録があるかどうか。
参考資料をもらう
データ打ち出しのコピーに参考資料と赤のゴム印を押されたものを渡されました。
それには納付:14月とありました。
記録があったのです。
ねんきん特別便へ回答
ねんきん特別便の回答書にコピーを同封して、記録を一元管理してもらうよう回答書を提出しました。
それ以降は、この記録があるか確認しています。
厚生年金に統合されるまでは、共済年金でこの記録は統合されていませんでした。合算した年金見込み額が示されていなかったのですが、厚生年金に統合されてからは、記録が合算されわかりやすくなりました。
これに思うこと
私の記録は、旧姓、旧住所で書類が送付されても実家に届いたと思います。
両親などが住んでいますので。
ということは、統合されていない記録を積極的に統合しているわけではなさそうです。
平成3年以降に20歳になった方は、強制加入期間ですので、空白がないか調べられたほうがいいと思います。仕事をしていないなどで未納期間かもしれませんが、ご自分で納得できる記録かは確認を。
自分の年金は自分で守るしかないということです。
おまけ
公務員時代は、記録が消えることは通常ありません。
そんななか、異動の関係で共済組合が変わった期間がありました。退職したわけではなく、公務員でしたが。
そして、ねんきん定期便のはがきが届いたとき、減っていることに気が付きました。
そこで東京の共済組合に電話して、調べてもらうと、共済組合間の事務処理のミスで、保険料は徴収されていますが、それが現共済組合に反映されていないということでした。
なぜわかったかというと、4月に支給見込み額を確認していたのですが、そのあと、届いた年金定期便で額が減っていたからです。おまけに年金定期便は、前共済組合から届いていました。
処理後、改めて、現共済組合から年金定期便を送付するが、事務処理に2か月ほどかかるといわれました。
後に、年金定期便は届きました。