年金繰り下げについて、時々考えています。それは「長生きリスク」が一番の気がかりだからです。生活費をサイズダウンジングする目的も、将来の不安からです。
年を取るほど、病院にかかることも増えてきそうですし、体が動かなくなれば、お金で解決することも増えそうです。そんな時、こんな記事を見つけました。
年金の繰り下げについて考えてみる。
ケース1にあるように、一人暮らしで年金見込み額は180万円ほどです。年金見込み額に住居費の占める割合が考慮されないとケースバイケースだなと感じました。
食費や光熱水費、高額療養費制度などで医療費などは人によってそれほど差は出ない気がします。
一番は住居費、その次に娯楽費などではないでしょうか。ただ息をするだけなら180万円もいらないと思いますが、文化的な生活をしようと思うと、基本生活費にプラス50万円は欲しいところ。月10万円で基本生活費年額120万とすると、180万は娯楽費込みでトントンという気がします。
心配ばかりして預貯金を抱え込んでみても、死んでしまっては使うこともできません。最低限のお金は残しますが、今の目標はピッタリ使い切るということです。
そうすると、年金ですべてまかなえれば、預貯金などはそんなになくても大丈夫だと思うのです。そのためには、年金で文化的な生活をすること。
それにはやはり200万円~250万円ほどあれば安泰と考えると、繰り下げもありかなと思うのです。ただこの記事にあるように働くことは前提ではないので、まずは65歳まで預貯金切り崩して生活し、余裕があれば年金請求をせず、少しでも繰り下げすることを考えています。あとは、がん闘病中でもあり、健康状態も考慮に入れないといけません。
まずは、「足るを知る」で穏やかに生活していけたらと思います。
ケース1 シングルで1人暮らし。ねんきん定期便を見ると、年金額は180万円くらい。この年金額で老後を暮らしていくことに不安を覚えるので、繰り下げして年金額を増やしたい。65歳以降も何らか仕事を見つけて、できるだけ長く働くつもり。 →繰り下げは、向いている。 年金額180万円で暮らすのは、確かに不安なことだろう。仮に70歳まで繰り下げると、年金額は約256万円になる。繰り下げ受給をすることに大賛成。 繰り下げている間は、働いて得た収入で暮らしていくことが肝心だ。完全な年金生活に入る前に老後資金を取り崩すのは必要最低限にしよう。