平成30年3月に公務員を退職しました。
そして、いつもは6月に人間ドックを予約していました。それが、特定検診の受診票の手違いで予約をしたのは11月、受診したのは12月中旬でした。市からがん検診の案内があり、それも同時に予約していました。
そして結果が出たのが年末でした。
病気になって、仕事を辞めたことを後悔することはあるのか?
悪性リンパ腫であることを公表した元フジテレビの笠井信輔(56)が19日、フジテレビ系「とくダネ!」に生出演。病名は「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」と公表し、医師からは生存率7割といわれたことも明かした。
フリーになって2か月ということで、さぞ不安が募っているのではと想像します。
「辞めなければ」という意見もあるようですが本人は2か月思う存分仕事ができたとのこと、後悔は口にしていません。
私と違い、完全リタイアではなく、転職、転身なので収入など必要なこともあり、心情は察して余りあります。
私は、秋に退職を申し出ました。勧奨退職なので、3月末が退職日となります。それを申し出たときに上司に確認したことは、いつまで退職申し出を取り下げることができるかということでした。その答えは、3月末まで。最悪、退職日までという人事課の答えでした。まあ、常識的に考えると4月1日異動発表前でないと、怒られる気はしますが。
なぜこれを確認していたかというと、万一、がんになれば、辞めるのは取り下げようと思っていたからでした。
やはり、病気と闘っていく中では、無収入は避けたいと思っていたからです。そして、辞めると考えた理由の一つに体調不良があったからでした。
結局、在職中は病気が発見されることもなく、そのまま退職してしまいました。
そして、その年末、まさかのがん発覚。
今、辞めたことを後悔しているか。それはありません。
というより、あの時辞めていてよかったと思います。辞めていなければ、がん発覚してからは辞めることが難しかったと思います。
私自身は、自分が無収入になることは納得して辞めていましたので、退職金と今までの預貯金の切り崩し、それに夫からの生活費で生活する予定でした。
まさか、9月に夫が退職するとは思っていませんでした。
それはさておき、がん治療の費用はがん保険に入っていたので、300万円を超える保険金が支払われました。昔のタイプの保険だったので、通院給付などはなく(正確には21日以上の入院後の給付あり)、診断給付も1回きりで終わりです。
今後は、入院、手術で給付がありますが、それだけになります。
高額療養費もありますし、保険金で十分賄えることができるのではと考えています。
健康を失って思うことは、特に預金も少なく、日々の生活費がいっぱいいっぱいの人ほど、がん保険や医療保険に加入していないと生活が破綻しかねないということです。
わが娘がそれに当たります。
長女は教育公務員だった時に終身の医療保険に加入させました。それ以外に大学生の時、生命保険にがん特約ありと医療共済に加入しており、そちらは私が保険料を払っています。本人は月2600円ほどで、入院給付8千円にがん診断特約50万円の必要最低限のものですが、バイト代10万円で払えるのはそれくらいが限度かもしれません。
次女に至っては、一部上場企業に勤めていますが、保険に加入を嫌がりますので、長女と同じように生命保険にがん特約ありと医療共済は今のところ私が負担しています。次女は月2000円の積み立てをしています。自分の年齢まで30年ほど積み立てると72万円になりますので、これが医療に充てる自己費用になります。健康組合も充実しており、独自補助もあるようなのでこれで行くしかないかなと思っています。
今は生命保険料の解約時期を一にするのかが目下の懸案事項です。