りんごの花が咲くころ

30年3月に公務員を勧奨退職しました。悠々自適な生活の予定が、まさかのがん発覚、闘病生活へ突入。第2の人生を歩むため別居から離婚を選択しました。今はおひとりさまの人生をいかに楽しむかを追求しています。リタイア。断捨離。ミニマリスト。

闘病生活

乳がんで全摘、乳房再建を考える。(その1)

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乳がんになり、右側乳房の全摘を選びました。温存手術は選びませんでした。

どうしても乳房を残したければ、温存も選択できましたが告知時はすぐにとってしまいたい欲求のほうが大きかったです。そして、手術から1年が経ちいろいろ考えることが増えました。

 

乳がんで全摘、乳房再建を考える。

はじめに

メールや通話をする友人ができ、乳房再建を考えるようになりました。

3月初旬に外来に電話を入れ、形成外科で乳房再建について聞きたいがどうしたらいいか指示を仰ぎました。看護師を通して主治医に話が行き、紹介状を書いてくれることになりました。

 

診察日は3月25日となりました。

 

冊子に目を通す

当日受付を済まし、外来に行くと一冊の冊子が渡されました。待っている間、目を通しておくようにということでした。「乳房再建をお考えの乳がん患者さんとご家族の方へ」というものです。

乳房再建には1時再建、2時再建とありますが、私は乳がん摘出時に同時再建は選択していないので、2時再建となります。手術の種類としては、自家組織によるものとインプラントによる再建があります。

体に負担が少ないのはインプラントによるものですが、最近問題となったがんのリスクはインプラントによるものですし、再建しても10年ほどで入れ替えが必要のようです。

そういったことを考え合わすと、自家組織によるものは感触などは脂肪なので自然かなあと思います。デメリットは背中とお腹から組織を取る方法がありますが、ボリュームを得るにはお腹からとなり傷ができるということ、血管をつなぐ手術で手術時間が10時間ほどかかるようです。それ以外の手術上のリスクはどれにもあり、リスクの説明を聞いていると正直怖くなってきます。

 

冊子を読み終えた時点で、自家組織による再建を考えていました。

 

診察を受ける

診察を受け、まずは問診から。冊子を見てどういう再建を希望しているかを聞かれました。

インプラントよりは自家細胞のほうが自然でいいのかなと思っている。左胸の分量を考えると背中よりはお腹の脂肪のほうが適しているのでは。

それから、手術する場合の手順と手術に伴うリスクを交えながら先生が説明してくれました。

 

手術する場合の手順

エキスパンダーの挿入

手術時間 2時間程度
入院期間 1週間程度(最大で2週間)
挿入期間 3か月程度

まず自家細胞にしろインプラントにしろ、エキスパンダーというものを体に入れて皮膚を伸ばします。自家細胞の場合は必須ではありませんが、これをしたほうが乳房が自然に近くなるそうです。

 

自家細胞を予定していても途中で気が変わればインプラントに変更できるということで、話を聞いた時点では自家細胞を考えていました。

 

自家組織再建

手術時間 8-10時間
入院期間 2週間から3週間

お腹から脂肪を取って利用する方法の場合、血管をつなぐことが必要で専門的な術式になるようです。以前は自家組織しか保険適用になりませんでしたが、今はインプラントが保険適用になりこちらを利用する人が増えていると思われます。

気になったので、この方法の術式の経験値が高いのか確認すると低いということでこれを選ぶ場合は、専門の医師を招聘して手術になるそうです。大学病院もこの術式の経験値をあげて単独で実施していきたいのかなあと感じました。

こちらの場合は、エキスパンダーを装着して半年後ぐらいに手術になる予定だとの説明でした。

 

手術をどうするか

手術に伴うリスクや手術の内容を一通り説明を受けると、医師からは家族ともよく話し合って決めるように言われました。

最近、エキスパンダー装着までした人が3人その後の再建手術を断念したそうです。おそらくインプラントによる発がん性が問題になったからだと思われます。

家族といっても離婚したし、子供たちに相談?しても。

 

今好きな人がいるということで手術をしたいと申し出ました。先生もそれには納得してくれ、それから乳房の写真を撮ったり、術前の検査をすることになりました。

手術日は当初4月6日を提案されました。3月25日からそんなに?早くできるの。暇なの?とちょっと考えてしまいました。4月13日の週に関東に行きたいと思っていたので、4月20日でお願いすることに。

 

診察が終わると術前の検査、胸部X線撮影や肺活量の検査、血液検査に心電図などを済ませました。待ち時間に彼からメールがありましたので、現在検査中で帰ったら連絡するメールを返信しました。

 

長くなったのでつづく。

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