麻酔から目が覚めたとき、医師に「我慢した甲斐あって、リンパ節への転移はなかったよ。」と声をかけられたような気がします。一番気にかかっていたのは、リンパ節への転移があるかどうか。それによって、今後の予後が変わってくる気がします。
温存手術や同時再建などを検討しなかったのは、それにより手術が遅くなることが危惧されたからです。がんの告知から一月ほどで手術となりましたが、これが遅いのか早いのか。
朦朧とした中での言葉でしたので、手術室でベッドに移るとき、再度確認しました。
「リンパ節のかくせいはしていないということか?」と聞き、「そうですよ。」の言葉を聞き、とても安心しました。
同日に手術した隣の人は、70歳で、やはり全摘しました。そして、リンパ節の転移はなかったそうです。病室は、4床室で、入院時は、2名が乳がん、1名がヘルニアの手術、もう1名が10年以上がんの闘病をしている方のようでした。
今回、法一人の方の乳がんの状態が同じだったからよかったものの、話を気軽にしてしまいましたが、もしリンパ節への転移があるなどしたら気まずいことになっていたと思います。そんなことを思うと、病状を話しするにも気遣いが必要ですね。
術後は、私と違って、ホルモンがきくタイプではなかったようで、治療はいったん終わりだそうです。3か月に一度、通院で経過観察になるようです。
そう思うと、乳がんって人によって違うということがよくわかります。
私はホルモン療法を5年か、それ以上することになっていますが、その副作用などネットで見ると、大変そうで怖い気もしますが、抗がん剤よりは恵まれていると思って頑張るしかありません。